この冬は柚子の収穫になかなか行けず、冬至のゆず湯を逃してしまいました。年明けの今、いろいろな「柚子しごと」をしています。
柚子
Citrus junos
ミカン科
柚子にはいろんな活用法がありますね。
*柚子のポン酢
果汁をしぼり、しょうゆ・煮切ったみりん・昆布・かつおぶしと共に漬け、濾して保存
*種を使った化粧水(チンキ)
種子をウォッカに2週間ほど漬けたものを薄めて使う
*柚子茶
果皮・果肉を氷砂糖に約1週間漬ける。お湯や炭酸で割って頂く
*ドライ柚子皮
果皮を天日干し。細切りにしてお茶に。パウダー状にしてゆずパウダーとして利用
ひとまず、こういう感じで加工してみました。他にも、柚子大根、柚子みそ、ジャムなど試してみたいものがたくさんあります。以前、高知の馬路村の柚子七味が美味しかったので、パウダー状にした柚子皮を市販の七味に入れてみようかと思っています。
チンキやハーブティーとしての活用は、まさに「メディカルハーブ」の分野と重なりますね。柚子は昔から身近にある植物ですが、果皮・果肉・種子と丸ごと無駄なく使え、食生活や健康に役立ってくれていることに気づきます。医学の父であるヒポクラテスの「汝の食事を薬とし、汝の薬は食事とせよ」という言葉をふと思い出しました。
優しい黄色は太陽を思わせ、一陽来復とはいえ、寒に入ったばかりの縮こまった心身を温かく包んでくれるようです。柚子1個からでも色々楽しめますので、試してみてはいかがでしょうか。
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