青梅の季節

今年も梅の季節になりました。

山際の畑に梅があり、毎年収穫して梅干し、シロップ、ジャム、梅酒、梅しょうゆなど何らかの形に加工しています。今年は残念ながら「なり年」ではないようで、いつもより量は少なめです。



ウメ

Prunus mume

バラ科



昔から食卓になじんでいる梅。学名の種小名にウメにちなんだmumeとありますが、原産は中国です。非常に古くに大陸から日本へ入って来たとされ、奈良時代の『万葉集』に梅を詠んだ和歌が数多く登場します。


梅を頭に思い浮かべるだけで「すっぱい!」となるように強い酸味が特徴で、クエン酸を多く含み、疲労回復や代謝を促す働きがあるとされます。確かに、暑い日の梅ジュースは爽快感にあふれ、心身ともにシャキッとリフレッシュしますね。






生の果実にはアミグダリン(青酸配糖体)が含まれ有毒なため、ご存知のように梅干し(塩漬け)や梅酒などに加工して食します。他の食物でもそうですが、人体に害がないように加工する術を見つけ出した先人の知恵に驚き、感心します。


梅の力でこれから来る蒸し暑い季節を乗り切りたいですね。

Vert Olive

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